【ジェットスキー】特殊小型船舶免許取得のすすめ
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はじめに
僕は乗り物が好きだ。その一環で実は特殊小型船舶の免許を持っている。7年程前に取得してから毎年夏は海に繰り出しているのだが、普段出来ない非日常を味わうことが出来るボート遊びは本当に面白い。QOLが上がるし、話のネタにもなる。
今回はそんな特殊小型船舶の話。
特殊小型船舶とは?
正式にはPWC(Personal Water Craft)と呼ばれるもので、一般には水上オートバイと呼ばれている。ウォータージェット推進で進むので、普通のボートよりもスピードが出るし、外側にプロペラが出ていないので、大人の膝上くらいの浅瀬でも航行することが出来る。
特殊小型船舶という名前の通り、大型バイクくらいの大きさなので非常に小回りも利くので、スピードと併せて自由に水面を滑走できる。
作っているのは3社のみ
現在はカワサキ・ヤマハ・ボンバルディアの3社のみの製造となっている。バイクで有名なホンダやスズキも昔は作っていたみたいだが、採算が合わないのか現在は撤退している。
各社の呼び方
おそらく一般的な呼び方は「ジェットスキー」だと思うが、これはカワサキの商品名だ。正式には各社以下の呼び方があるが、ここでは分かりやすく「ジェットスキー」に統一する。
- カワサキ⇒ジェットスキー
- ヤマハ⇒マリンジェット
- ボンバルディア⇒シードゥー
ジェットスキーのタイプ
1人乗りのスタンドアップ型と、2~4人乗りのランナバウト型に大別される。
- スタンドアップ型
競技をするならこちら。名前の通り座らず立って乗るタイプで、バックフリップなど様々なトリックをするのに適している。
- ランナバウト型
一般的なのはこちら。スタンドアップ型より運転も楽だし、エンジンも大きいのでスピードも速い。バナナボートやウエイクボードを牽引したりするのもこちら。複数人でのツーリングにも適している。
ジェットスキーの面白いところ
「自由」
僕はジェットの醍醐味はこれに尽きると思う。特殊小型船舶は海岸から2海里(約3.7km)以内までという航行区域の制限とライフジャケットの装着義務があるが、海の上は信号や速度制限もなく、ヘルメットの装着義務もない。
太陽と水しぶきを全身に浴びながら大海原を滑走できる。気の合う仲間と一緒に走ると本当に面白い。普段陸上から見る景色も、海上から見るとまた違って見えてくる面白さもある。
海上を走っていると、日常から解放されて嫌なことなど完全に忘れてしまうものだ。
僕はジェットでウェイクボードもやるが、一番好きなのはツーリング。この夏も仲間と無人島にジェットで行く予定を計画しているので、いずれまた記事にしたい。
特殊小型船舶免許について
ジェットスキーは海の原付みたいなイメージを持たれるケースがあるかもしれないが、それは大きな間違いで、海のリッターバイクやスーパーバイクという表現が最も適していると思う。
中には1.5リッターのスーパーチャージャー付きで300馬力も出るエンジンを載せているものもあり、水面を100km/h以上でカッ飛んで行く。
で、そんな過激なジェットでも免許は原付並みに簡単に取れる。満16歳以上から取得可能で、海での心得などの簡単な学科試験と人命救助などの実技試験で、丸一日あれば終わる内容だ。費用はマリーナにもよるが大体5、6万円からだ。
こんな簡単に取れる免許だからそこら辺の輩でも取得出来てしまうので、「ジェットスキー=輩」というイメージを持たれることは残念でならない。
免許保持者という海の男たるもの、人として最低限のマナーとルールを遵守してもらいたいものだ。
どこで乗れるの?
全国各地の大きな河川や海、湖などで乗ることが出来る。しかしながら、自治体の条例ごとに乗れる場所も決められていたりするので、事前にしっかり確認する必要がある。
ジェットを購入したショップや最寄りのマリーナで聞いてみるのが確実だ。
おすすめはレンタル
免許を取ったら早速購入!と思うかもしれないが、ちょっと待ってほしい。ジェット以外に牽引用の車とトレーラー、さらにはトレーラーを置く敷地等必要なものがとても多いので、いきなり買うとなるとハードルが高い。
また、自宅で保管しなくてもマリーナで預かってくれることろもあるが、それも考え物だ。1年に何回乗るかと計算したらマリーナの係留費などの維持費もバカらしくなってくるし、海で乗った後は海水を流す必要もあるのでメンテナンスもめちゃくちゃ面倒。
そこでおすすめしたいのがレンタルだ。
免許さえあれば各地のマリーナでジェットをレンタルすることが出来る。僕が借りているのはヤマハシースタイルだ。
月会費3,240円で会員になれる。免許証と会員証があれば空いていれば当日でもレンタルできるし、レンタルした後は給油や掃除も不要でそのまま返却できる。初心者の方はまずはレンタルから入るのも一つの手だろう。
おわりに
一般に、海流は2ヶ月前のものが流れてくると言われている。したがって今(3月)の海水温度は1月のものなので、とてもじゃないが海には入れない。快適に海に入れるようになるのは大体7月頃からだ。
しかし、ジェットの免許が交付されるまでの期間と練習期間も含めて、この夏ジェットスキーデビューをするのなら、今くらいの季節から免許取得の検討をしておくのがおすすめだ。
この記事を読んで興味を持ったら仲間に声をかけて、最寄りのマリーナで特殊小型船舶免許が取得できるか調べてみよう!