【車】ナンバープレートにまつわる数字の話【希望ナンバー】
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はじめに
街中で「8888」や「・・・1」など、明らかに自分で考えたようなナンバープレートの数字を見かけたことはないだろうか。
それらは縁起が良いとされる末広がりの八(8)やNO.1の1だったり、何かの語呂合わせや記念日、単純に好きな数字だったりするのだろう。
そして、明らかにランダムで割り当てられないようなナンバーは、抽選制の「希望ナンバー」だ。
今日はそんなナンバープレートにまつわる数字の話をしようと思う。
希望ナンバーとは?
通常、ナンバープレートはランダムな数字が割り当てられる。だが、実はナンバープレートの番号は自分で自由に選択できるのだ。
「・・・1」や「7777」など、誰もが考える人気の高い数字は抽選になるが、その抽選に当たるまでも実は何度も抽選に参加することができる。
詳細はこちらのサイトを見てほしい。
希望ナンバーの見分け方
希望ナンバーにすると、「品川330」や「目黒540」のように、地域名に続く分類番号と呼ばれる部分の下二桁が30以上の数字になる。したがって、「品川341」や「目黒534」などが希望ナンバーとなる。
逆に言えば、「品川329 や 59-10」は希望ナンバーでもないのに、そっちの人だと思われてしまうかわいそうな人になる。(明らかな「・8-93」などはランダムでも割り当てられないようになっているらしい。)
ナンバープレートの豆知識① 3ナンバー?5ナンバー?
分類番号の先頭の3や5は車の大きさと排気量によって分類される。ざっくり言うと、大きい車(通称3ナンバー)は3で始まり、小さい車(通称5ナンバー)は5で始まる。
3で始まる3ナンバー車は下記の基準を満たしているものが該当する。各基準が1つでもこれを満たしていないと5で始まる5ナンバー車となる。
- 排気量:2001cc以上
- 全長:4701mm以上
- 全幅:1701mm以上
- 全高:2001mm以上
例えば、大きいミニバンのトヨタのアルファードなどは「品川330 よ 12-34」となるが、アルファードよりも一回り小さいトヨタのヴォクシーは同じミニバンでも「品川530 よ 12-34」となる。
ちなみに、分類番号は選ぶことができないので、こればかりは運になる。
ナンバープレートの豆知識② ひらがなについて
ナンバープレートのひらがなには「お」、「し」、「へ」、「ん」は使われていない。
「お」は「あ」と見間違える可能性があるし、「し」は死を連想するため。「へ」は屁を連想するし、んは読みにくいというの理由らしい。
ちなみに「わ」と「れ」はレンタカーとなり、「よ」、「E」、「H」、「K」、「M」、「T」、「Y」は駐留している米軍関係者のナンバーだ。
車好きが好むナンバーとは?
それでは、一通り希望ナンバーに関する知識を習得したうえで、僕みたいな車好きがよくするナンバーを紹介する。
車名 or 排気量
特に輸入車はエンジンの大きさ(=排気量)がそのまま車名なっているメーカーが多いので、車名や排気量をそのまま希望ナンバーにすることが多い。
この記事のトップ画像も僕が昔乗っていた車で、車名から「・・55」にしている。分かる人には分かるナンバーだ。
他にも例としていくつか下記に挙げる。
フェラーリ
360⇒「・360」
430⇒「・430」
458⇒「・458」
ポルシェ
911⇒「・911」
BMW
3シリーズ 330⇒「・330」
5シリーズ 530⇒「・530」
7シリーズ 740⇒「・740」
メルセデスベンツ
Cクラス C180⇒「・180」
Eクラス E450⇒「・450」
Sクラス S550⇒「・550」
型式
工業製品でもある車の型式をナンバーにするケース。
代表的なところだと、ポルシェ911シリーズの964型や993型、997型、991型などがある。
国産で有名どころだと、R32からR35まで続く日産のGT-Rシリーズの「・・32」や「・・34」、「・・35」などがある。最近ではトヨタの86の「・・86」もたまに見かける。
エンジンの気筒数
一般に、エンジンはピストンの数(気筒数)が多いほど高出力となり、いわゆる高性能エンジンとなる。
街中を走っている多くの車が4気筒か6気筒エンジンだが、高級車になればなるほど気筒数は多くなり、8気筒や10気筒、中には12気筒の車も存在する。
今日では燃費の悪い大排気量の12気筒エンジンを作っている会社は数えるくらいしかないが、ムダを楽しめる余裕や、贅沢を極めた豊かさの象徴でもあるのが12気筒エンジンだ。
同一車種でV8~V12まである車種で、最高峰のV12気筒ならば迷わず「・・12」だ。
例として、12気筒エンジン搭載のBMWの7シリーズ 760ならば、「・760」もしくは「・・12」となるだろう。
エンジンの型式
車好きどころか車オタクじゃないとわからない、非常にマニアックなポイント。
代表的なところだと、日産のスカイラインGT-Rシリーズに搭載されているRB26DETTの「・・26」、三菱のランサーエボリューションシリーズに搭載されている「4G63」の「・463」などがあげられる。
おわりに
いかがだっただろうか?今回はナンバープレートにまつわる数字の話を紹介した。
身近な人で、希望ナンバーにしている人がいたら、推測してみるのも面白いかもしれない。ナンバープレートの数字から型式などをさりげなく言い当てると、会話が盛り上がること間違いなしだ。
ちなみに海外では、アルファベットを入れることが出来る国もあるので、好きな単語をそのままナンバーにしているケースもある。
また、海外の車通はアルファベットの「E」を数字の「3」、「S」を「5」に置き換えたり、ローマ数字の「V」を「5」、「X」を「10」といった感じで置き換えて、ナンバーで遊んでいる車も見かける。
日本もアルファベットを組み入れられるようになると、選択肢が増えて面白くなると思う。
最後に、実は車の購入時だけでなく、購入後既にナンバーが付いている状態でもナンバー変更は可能だ。
詳細はこちらのサイトに詳しく書いてあるので、興味のある方は是非チャレンジしてみてはいかがだろうか。